〜生産終了、完売いたしました。 とさ
パワーサポート 〜 この不可解なもの



 このパーツは、
Type F ユーザー「浮間さん」の
 アイデアから生まれた、
 オプションパーツです。
Tartaruga Type F ver. 1.5 専用パワーサポート

¥3,150 (本体価格 ¥3,000)
  サドルを後ろよりの標準状態で使用している方が、
  このオプションパーツを装着すると、
  よりパワフルなペダリングを体感いただけます。

 新型シートのシートバックサポートには、
本オプション用の、取り付け穴が追加されています。
旧・本家サイトより   
       浮間さんがご自身の状況を投稿されています。
浮間 - 2005/12/08(木) 13:05<
パワーサポートを付けて走ってきました。
 
 先日、パワーサポートを付けたタイプFで浮間公園から荒川サイクリングロードを北上して
森林公園の先まで往復で100キロくらいを走りました。
 パワーサポートを付けると、体重がサドルとパワーサポートに分散するので、
長時間の走行が楽になりました。
浮間はパワーサポートの取付位置を次のように調整しています。
・パワーサポートを正規の位置より3cmほど低い位置に取付けました。
これは新型シートフレームに形成されている2つのボルト穴のうち
下のボルト穴だけにボルトを通し、この1本のボルトでパワーサポートを取付けました。

・パワーサポートをやや上向きに取付けました。
これはパワーサポートの本体のプレートと背後スペーサの間に、自作のスペーサを入れました。
この自作スペーサはバルサ材の板を削って20度程度の傾斜を付け、
これに2本のボルトが通る2つの穴を空けたものです。
 この調整で、骨盤の下部がパワーサポートに広く当たり、パワーサポートに少し座る感じになります。
旧・本家サイトBBSより   
やはり相当弄らないといけないようですね。 参考になりました。 私もやってみます。
   わたしには無理です 〜 叩けど開かぬ狭き門
 新型シートフレームにオプション設定されたパワーサポートです。
背中を支える面積が増えるので 尻痛改善に効果が期待されます。 実現すればまさにFの福音となります。
 が、結論は無いほうがまし でした。
けっこう真面目でしっかりした仕上がりなんですが、、、ブラケットもアルミなんですよ。
 
 まず、硬すぎるのが致命的 です。
また、当たりのソフトな背もたれのメッシュシートにオーバーラップしているため、
背もたれの機能がおまけ程度になり下がります。
メッシュシートが沈み込んで充分に背中を支える前に、硬いパワーサポートに当たってしまうからです。
背中にはパワーサポートの感触しか伝わってきません。
背もたれは役目を果たせず、かといって終始体を受け止めるには、
パワーサポートは小さすぎて硬すぎます。
 
 確かにしっかりとした上体の位置決めによって、ペダリングもし易く感じられますが、
素のボルトオン状態では角度も取り付け位置も不適な上、調整も何一つできないため、
違和感ありすぎで使い物になりません。
 
 前進したサドルが造り出した無用な背後の空間を埋める言い訳アイテムは、
残念ながら私個人としてはその実用性を実証するには至りませんでした。
もちろん 結果は乗り手の体格次第 なのかもしれません。
が、やはりフィッティングの為に DIY が前提条件となるでしょう。
ユーザーのアイデアを
この程度の完成度で商品化するとは情けない。
 
希望を共有するユーザーの個人名を出されては非常〜に批判し辛くなってしまいますが、
まさか免罪符のつもりじゃないでしょうね?
「 ユーザーの声を反映した進化 」がこれですか?
私の批判の矛先は Tartaruga に向いています。
   DIY必須 〜あきらめないで
 とにかく買った以上はモノにすべく、フィッティングに励みます。
元祖に倣いDIYです。 位置と角度 (高さは低くしたいがこれは無理) をあれこれ試します。
 
背もたれ・下段用
パワーサポート用
パワーサポート用
リフレクタ用
リフレクタ用
  (その一)前後位置は簡単

 荷重を受けて沈み込んだメッシュシートと面一が理想ですから、
背もたれのスペーサーブロックを前に入れるしかありません。
本頁の最初にご覧いただいた本家サイト画像でも確認できます。
前過ぎるサドルとの兼ね合いからも、選択の余地なし。
  (その二)上下位置も何とかなる

 中段右画像の穴は、下から順にリフレクタ用 2個、パワーサポート用 2個となります。
標準取付け位置ではメッシュシートとのオーバーラップが大きく、
メッシュシートの厚みのある縁が挟み込まれて邪魔に見えますので、下にずらして取り付けます。
一段下げて、下から 2-3番目の穴で取り付けました。
上のボルトで固定、下のボルトはズレ防止の位置決めピンの役割になります。
(固定力の見直しは必須と思われますが、とりあえずの様子見です)
新たな穴加工を避けるのであれば、これ以外にありません。
標準取付け位置というのは空いている場所だったという意味でしかなさそうですね。
  (その三)角度は試行錯誤〜根気と腕次第

 下段左は、角度をつけるために作ったスペーサー各種。
簡単なものではありますが完全にDIY、模型製作の世界ですから、
誰でもというわけにはいかないでしょう。

 一緒に写っている一つ穴の手前3枚は背もたれ用ですが、使用していません。
パワーサポートに対して背もたれの効力は弱く、背もたれの角度調整は不要でした。

 下段右はパワーサポートとブラケットです。
  (その四)結果は

 これらで何とかパワーサポートを共存させるセッティングはできたのですが、
痩せて背骨の出た私は、皮が擦り剥けてしまいました。
取付け位置を下げて背骨がより浮き出た部分に当たるようになったのかもしれませんが、
僅かな差(3cm?)ですから標準位置でも状況は変わらないでしょう。
どうやったところで、常時接するものとしては、耐えがたく硬いです。
スプリングの効いたビーチクルーザー・サドルと併用すればえらいことになりそうです。
 トレーニングジムのベンチプレス台みたいなものをそのまんま 自転車に付けるにしても、
付け方に配慮というものがあってしかるべきだと思います。
「最適化」の余地をユーザーに認めない様では話になりません。
新型シートフレームとセットで設計されているはずなのに、
背もたれと補完し合うわけではなく、どうにも纏め方が拙速ですね。 ただの単品寄せ集め。
なにやらシステム構築っぽい展開のさせ方に期待を膨らませてしまいましたが、
ダメなベースにダメなモノを取り付けても、やっぱりダメだったという、
これまたみごとに Tartaruga な一品でした。
 
 Type-F はこのような発想を受け付けられないことが分かって、勉強になりました。
   ( NEVER ENDING TOUR http://www.ny-mori.jp/ より )
 
背もたれ&パワーサポートと縦フレームの間に無駄な空間が生じているのがバレバレです。
中途半端なやりくりが露見するのはいやなものです。

( 製作地らしく、風水的なご利益でも秘めてるんですかね?)

(え〜、製作地は台湾で、右画像のレパレスベイは香港ですっ。 似たようなモンですが念のため)
   解説も進化 〜こちらの完成度は高い?
サイトリニューアルに伴い、パワーサポートの解説に訂正が生じています。
(従前の解説)


サドルを 後ろよりの標準状態 で使用している方が、このオプションパーツを装着すると、

よりパワフルなペダリングを体感いただけます。
(新たな解説)
サドルを 後ろよりの標準状態 で使用している方が、このオプションパーツを装着すると、

ペダリングの際に、この 小さなパッドが、背骨を直接サポートする ことで、

よりパワフルなペダリングを体感いただけます。
 より正確に、かつ弱点を認識して予防線を張っています。
支えるのは背骨だから、小さなパッドで十分なのだ、ということのようですが、
実情は、小さく硬いから背骨しか支えられない、です。
また、背骨に直に効くのなら、なおさら背骨にフィットさせる配慮が必要となります。
 
 しかし、医療機器でもあるまいし、直接背骨にどうこうというのは拙いでしょう。
おかしな具合に矯正されてしまいそうな不安を感じます。
・・・せめて「背筋」と言うならまだしもなぁ・・・
 
思いつきでやっていいことの範疇から
逸脱しかけていませんか?
背中のサポートについては次の 「輪行バッグ(ライドモード)」が傑作です。
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  アウターケースに・・・収納した状態で・・・、
Type F のシートバックサポートに装着して走行する事が可能です。
更に、こうする事で、リンコウバックがクッションの効果を発揮して、
背もたれの面積がより大きくなり、より効率的なペダリングも可能となります。
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 これも新たに追加された解説なんですが、
まぁ、そうでありたいという願望というか、お花畑なメルヘンちっくなお話に思えてしまうんですが、
背中に当たって邪魔なようでも益は有る、考えられた搭載方法というわけです。
ですから、前進したサドルのもたらした空間は無駄ではない、と。
かなり牽強付会な言い分ながら辻褄を合わせることには成功しています。
商売に付き物の誇張宣伝ではなく、本気そうなのが恐ろしいです。

「輪行バッグ」ではなく 「リンコウバック ですからね。

全文字カタカナで新しい価値観を主張していますし、
「バッグ(カバン)」ではなく「バック(背もたれ)」です。
記憶間違いやタイプミスではなく、たぶんそういった意味に解するべきなのでしょう。
これがどれほど効果的かは、本来の背もたれがどれほど役不足かを証明することになりますが。
 背中の接触部が増えれば、姿勢を感じやすくなって、
漕いでる気分が高揚するかもしれませんが、
それが期待できる最大の効果だと思います。
 
「クッション効果」は背中の接触部の増加で、
それを「背もたれの面積」の拡大と言い換え、
サラッと「ペダリング効率」の向上に繋いでしまう、
連想ゲーム的な流れですね。
こういった横滑り解説で気分は上々?

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(右画像は本家サイトより)
無駄な空間の有効利用という以外には何も無い状態。
 2015年5月、本家サイトの変更を確認いたしました。
旧サイト時代から引き継いできたオリジナル表記法が刷新され、
今度は当たり前に「リンコウバッグ」だそうです。
なぁ〜んだツマラナイ、ただの間違いだったのかぁ、、、。
あちこちに散りばめられていたせっかくのオリジナルワードをすべて変換してまわったようですが、
「リンコウバックのライドモードとの併用はできません」の一節を見逃していますよ。
 
 ・ ・ ・どうやら見直されたのはリンコウバッグの項目内だけのようですね。
     これまで見ずにいましたが Type-S の頁でも事情は同じようです。
     あちこちにまだ「バック」が残されたまま、、。
     見直しや変更といったことになると、極度に直近のものだけを弄っておしまいという、
     Tartaruga らしいといえばそうなんでしょうけれど、リアルに日本語の習得に問題がありそうな気配も。

 
 また、ついでに申し上げますと、「専用リンコウバッグ」という表現はいかがなものでしょうか?
「専用○△」という場合、○△には一般名詞を置くのが普通です。
「リンコウバッグ」を独自発案された専用品を表す固有名詞扱いとするのであれば、
「専用」などという説明句に連ねるのは無駄な重複表現です。
「専用輪行バッグ」である「リンコウバッグ」なのですから、
「Type-F 専用輪行バッグ」か「Type-F 用リンコウバッグ」のどちらかで良いはずです。
文字として固定されるのですから、
雰囲気の盛り付けは日本語として違和感のない範囲でお願いしたいものがあります。
 
 ・ ・・ Type-S 専用「フロントキャリアーA、Bタイプ」「リアキャリアー」「フェンダーセット」
「ボトルゲージ(ケージの間違い)アダプター」「キャリアーカート」「イージーフォールディングアダプター」
「イージーローラー」「イージーキャリーバッグ」「イージーキャリーカバー」「リンコウバッグ」
販売主力だけあって立派なオプション展開ですね。

 ・ ・・ Type-F 専用「新型プリー(プーリーです)セット」「フロントキャリアー」「パワーサポート」
「リンコウバッグ」、・・・なるほど、全部カタカナで通してしまえ、ですか。